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九月の手紙 解読例と解説(手習いのお手本を読む)

九月は旧暦では秋の最後月。寒さを感じながらもお月見へお誘いしています。

文意と返り点(解読のヒント)

九月の手紙

@手紙を受け取ったことを述べる。


九月の手紙

A寒くなってきたので、相手の家族を見舞う。
B用事がなければ月見をしようと誘う。


九月の手紙

C書留の文言。
D日付

解読例と解説

九月の手紙

【よみ】
貴墨忝拝誦仕候:きぼくかたじけなくはいしょうつかまつりそうろう
【意味】
拝誦:他人の文章を読むことを、へりくだっていうことば

九月の手紙

【よみ】
冷気相成貴家御揃御安全之趣:れいきにあいなりきけおそろいにごあんぜんのおもむき
重畳目出度存候:ちょうじょうめでたくぞんじそうろう
何之風情も無之候得共:なんのふぜいもこれなくそうらえども
今夕御用も無御座候者:こんゆうごようもござなくそうらわば
月見旁御出可被下候様:つきみかたがたおいでくださるべくそうろうよう、
奉待候:まちたてまつりそうろう
【意味】
風情:風流・風雅を解する心

九月の手紙

【よみ】
謹言:きんげん


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